
コロナ禍で、犬や猫などのペットを新たに迎える方はとても増えました。
はじめて飼う方も多く、どうやって飼えばいいのか?具体的なことがよくわかっていない方も多くみられます。
この記事では、初めて猫を飼う際の注意点をお伝えしています。
愛猫を迎えた方は、ぜひ読んでみてください。
初めて猫を飼う際に考えてほしいこと
ペットショップにいる子猫は愛嬌たっぷりでとてもかわいいですよね。
また、保護猫を迎え入れるということもあると思います。
すぐにでも連れて帰りたい!という方は多いですが、その前に考えてほしいことがあります。
まずは、猫を飼うということの大変さです。
安易な気持ちで飼い始めると「こんなはずではなかった…」と後悔をし、手放す飼い主さんもいらっしゃいます。
猫を飼い始める前には、
- 覚悟はあるのか
- 家族の同意はあるのか
- 世話はしっかりできるのか
- 飼える飼育環境なのか
- 経済的な余裕はあるのか
といったことをいま一度考えるようにしましょう。
都市部において、猫は室内のみで飼育することが推奨されており、そのため、家の中を快適な環境にしてあげることは重要です。
きれいな水や適切な食事、清潔なトイレや適度に運動ができるキャットタワー・キャットウォークなどを整えてあげる必要があります。
また、若いときにはそこまで世話がかからなかったとしても、将来的には腎臓病や腫瘍などの病気になることも多いです。
そのときに、しっかり治療を受けさせてあげられる費用や時間はありますか?
しっかり家族と話し合い、ベストな環境で迎えてあげるようにしましょう。
猫にしつけは難しい
犬においては、昔から人と一緒に群れで生活をする動物であったため、しつけに向いています。
一方で、猫は自由気ままに単独で暮らしていたため、しつけることが難しいです。
爪とぎをしてほしくない場所はしっかりカバーをし、適切な爪とぎを与えるようにしましょう。
また、噛み癖がある場合には、ストレスがたまらないようにおもちゃや生活環境の見直しをして対応していくようになります。
触られることが好きではない子も多く、犬のようにはしゃいで寄ってくることもめったにありません。
ただ、トイレは本能的に猫砂の上で行うため、トイレトレーニングは必要でないことが多いです。
初めて猫を飼う時にすること
初めて猫を飼う時には、やらなければいけないことがいくつかあります。
- 混合ワクチン接種
- ノミ・ダニ予防
- 避妊や去勢手術
といったことです。
猫においては、犬のように狂犬病予防注射や役場への登録は必要ありません。
また、犬でよくある予防『フィラリア症予防』は、犬に比べて感染確率はとても低いため、予防を選択制とする動物病院が多いです。
※フィラリア症は、犬糸状虫という寄生虫による病気で、基本的には犬に感染します。
では、猫を飼った際にやらなければいけないことについて、以下で分けてお伝えしていきます。
混合ワクチン接種
混合ワクチン接種は、愛猫の感染症を防ぐための任意で行うワクチンです。
ただし、ペットホテルやトリミング施設を利用する際には、ワクチン接種が必須となっているところも多いです。
また、完全室内飼いの場合でも、飼い主さんの服や靴に付着したウイルスによって感染する可能性があるため、外に出ない場合でもなるべく打つようにしましょう。
動物病院によって扱っている種類が異なり、3,4,5種などと様々あります。
混合ワクチンには、コアワクチンとノンコアワクチンがあり、前者は感染率と致死率が高いため、打つことを推奨されているワクチン、後者は生活環境や居住地などにあわせて打つかを検討するワクチンです。
猫のコアワクチンには、
- 猫パルボウイルス感染症(猫汎白血球減少症)
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
があり、これらの病気は3種の混合ワクチンに含まれています。
これらは一度免疫を獲得すると、長期間の免疫力が維持できる特徴があります。
一方、ノンコアワクチンには、猫白血病ウイルス感染症や猫クラミジア感染症などがあり、これらは免疫の持続時間が短いため、必要な時期に接種をする必要があります。
外に出る猫や多頭飼いで猫白血病の子がいる家の場合には、4種や5種を打った方がいいこともあります。
何種を打てばいいかは猫の年齢や飼育状況によって異なるので、先生と相談をするようにしましょう。
ノミ・ダニ予防
猫にノミやダニが寄生すると、かゆがったりアレルギーの原因になるだけでなく、寄生虫などによる感染症の原因にもなります。
また、ノミやダニは人を刺し、場合によっては死に至る病気の媒介をすることもあります。
そのため、愛猫にはノミ・ダニ予防をするようにしましょう。
時期は4,5月から11月くらいまでの間、月に1回飲ませる、もしくは塗布するようになります。
外に出る子の場合には、1年を通して予防してあげましょう。
定期的なブラッシングやシャンプーをしてあげることもノミ・ダニ予防となります。
ただし、猫はシャンプーを嫌う子も多く、無理に行うと命に関わることもあるので注意しましょう。
避妊や去勢手術
必須ではないですが、望まぬ妊娠を避けたり、生殖器の病気の予防のためには、避妊・去勢手術がおすすめです。
避妊手術とは、メス猫の卵巣のみまたは卵巣と子宮の両方をとる手術のことです。
一方の去勢手術とは、オス猫の精巣を2つとる手術のことです。
手術を希望する場合には、生後半年~1歳齢程度のときにすることが多いです。
メス猫に関しては、早期に手術をすることで、将来的に乳腺の腫瘍が生じる可能性が減るため、手術を希望する場合には、なるべく早期に受けるようにしましょう。
オス猫の場合には、そういった予防効果はないので、基本的には何歳で行ってもいいでしょう。
ただし、マーキングや攻撃性を落ち着かせるためには、早めに行った方がいいです。
費用や入院日数、術式(開腹手術か腹腔鏡手術か)などは、動物病院ごとに異なるので、確認をしてみましょう。
【まとめ】初めて猫を飼う時の注意点
初めて猫を迎える際には、しっかり覚悟を持って飼い始めるようにしましょう。
キャットタワーやキャットウォークの設置、きれいなトイレ環境や健康的な食事など、猫に合わせた住環境づくりが大切となります。
また、混合ワクチン接種やノミ・ダニ予防、避妊去勢手術など、初めからしてあげるお世話はたくさんあります。
前もって調べておき、分からないことは主治医の先生に確認するようにしましょう。